2017年5月4日(木) № 114 『 集まろう! キリスト教基礎講座 』

2017年4月30日(日)朝9時10分過ぎ 「キリスト教基礎講座」の時間のひとこま。この日は「キリストの十字架と復活」を学びました。手前と右側にも参加者が居られますよ(^^♪
2017年4月30日(日)朝9時10分過ぎ 「キリスト教基礎講座」の時間のひとこま。この日は「キリストの十字架と復活」を学びました。手前と右側にも参加者が居られますよ(^^♪

大型のゴールデンウィークですねぇ。

 

車の通り、人の動きも、ここ西大寺でもいつもとだいぶ様子が違います。そして、旭東教会も、国民の休日は定例集会がお休みです。

 

普段でしたら、朝10時と夜は19時半から「祈祷会」があるのですが・・・・・・もちろん休会。

 

今、木曜日の午後、そして夕方になりましたが、ついついパソコン画面に向かってしまうのが、いいのか悪いのか。

 

小学生位までの子どもが居れば、どこかへ遊びに連れて行ったり、キャッチボールをしたり、図書館に行こうか、みたいな事もあるのかも知れませんね。

 

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さてさて「入門講座」あるいは「求道者会」。

 

そんなタイトルの集いがある教会は多いと思います。教会の規模によっても会の持ち方はだいぶ違いが出てくるもの。

 

旭東教会はどうかと言いますと「キリスト教基礎講座」という会を行っています。

 

1年前から始めましたが、2017年3月までは土曜日の午後、月に2度のペースで開いて来ました。

 

数名の熱心な参加者が居られましたが、土曜日・日曜日と続けて教会に来るのがたいへんな方が居られること。土曜日は仕事や所用のため、ぜったいに出席出来ない方も居られます。

 

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そこで、今年度、4月からの「キリスト教基礎講座」。土曜日午後の開講をあらため。日曜日の朝9時10分~9時55分に時間を変えて開講することに致しました。思いきって短い時間にしています。

 

この「Blog・教会日記」の常連メンバーの方はご存知かも知れませんが、3月末迄は、ジュニアサークル=教会学校が、毎週朝9時から行われていました。少なくとも30分、礼拝の時間がありました。

 

もろもろの事情の中、ジュニアサークルは10時15分からの主日礼拝に移行する形で続けて行くことになりましたので、9時~10時くらいまでの時間に空白ができた、というわけです。

 

それじゃあ、おとなの教会学校とも言える、「キリスト教基礎講座」の時間が持ってこれるのではということに気付き、何の心配もなくお引越してきた次第です。

 

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4月30日(日)の朝、「キリスト教基礎講座」に参加された方々を少しご紹介。

 

一番に到着したのは、過日、洗礼の恵みにあずかったばかりの寿子さんです。

 

土曜日はお仕事の都合で参加は無理。そして何より、受洗はしたけれど、まだまだSTART地点に立ったばかり、ということで、「まさにどんぴしゃの会です」と喜んで参加して下さいました。

 

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他にも、礼拝に毎週出席し始めてから3ヶ月程の親子のお二人とそのお母さま(昔の旭東教会教会が学校の生徒さんです)。

 

更には、先日まで、子どもたちの姿が見えなくても、ジュニアサークルの奉仕者として説教したり、オルガンを弾いたりのご用に当たってくれていた方たちが3名。

 

そして、JC礼拝を楽しみに参加して下さっていた93歳と91歳のお二人。教会から徒歩3分の所にお住まいの幸子さん。

 

というような具合で総勢11名が集いました。

 

その日は「キリストの十字架と復活」について、このあとご紹介するテキストをもとに学びました。一度では終わらず、次回、5月7日(日)も、更にもう少しお勉強いたしましょう、ということで散会いたしました。関連する聖書を殆ど開けなかったので、続きの時間をもちます。

 

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たぶん、参加された皆さん、それぞれの立場でたのしく学ばれたのではないかと思います。時間も45分という限られたもので、集中力が途切れる前に終了です。

 

もしこの講座の名前が、「求道者会」「入門講座」だったら、自分には無関係、と感じる方が多いかも知れませんし参加できないのではと思われるかも知れません。

 

でも、「キリスト教基礎講座」だと、信仰の大ベテランも含め、だれもが安心して参加できるのです。

 

もっとも、この日の参加メンバーにもハッキリと伝えましたが、誰に照準を合わせてお話しするか、と言えば、一番の初心者に合わせます、という時間にしています。

 

ところが、それでも、大先輩方にとっても、刺激のある学びの時間となっていくから面白いのです。

 

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現在、「キリスト教基礎講座」のテキストに使っているのは、『求道者 伝道テキスト』(鈴木崇臣・すずきたかひろ、地引網出版、750円)です。

 

鈴木崇臣先生は、わたしが青年会に属するような年代の頃お世話になったのですが、とにかく、伝道への熱意はお若い頃から第一線を退いた今に至るまで、まったく変わらないとお見受けします。1年前、鈴木先生のお宅に電話。こんな風に使う予定ですよ、と奥さま経由で伝えて頂きました。

 

これまた、出席された方々にハッキリとお話していますが、このテキストに書かれていることが、わたしの考え方とぴったりと合っているかと言えば、違う点も多くあります。

 

鈴木先生もこのノートのさいしょの所で、各教会の牧師の指導に従って下さいますように、と明記して下さっているので、わたしたち牧師も助かります。

 

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この『求道者 伝道テキスト』に限らないと思いますが、独りで学ぶのと、みんなで学ぶのとは、全く違うというのが実感です。

 

独学は貴いことです。でもやはり、教会にやって来て、みんなで笑いながら、時々脱線。質問をしたり、牧師の解説を聴きながら学ぶ。

 

そして、「なーんだ、わたしだけでなく、みんなも知らなかったんだ」ということで安心することも大切です。

 

こうしていると、独りでの学びとは、その奥深さが全く変わってくると思います。

 

何より、そこに居るだけで、必ず何かが心にのこるのです。それは、牧師の養成機関である神学校での学びや訓練と本質的には何もかわりません。

 

そして、旭東教会がたいせつにしたいと考えている「共育」(教育ではなく)とはそういう所にあるのだろうと感じています。

 

大学生世代の方のぽつりと口にして下さる言葉に皆さん、「そうなのかぁ」と教えられたり、元気をもらったりすることもあります。

 

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基礎という言葉。いいなぁと思います。NHKの「基礎英語」や「続・基礎英語」というラジオ番組が懐かしく思い出されます。

 

建物関係の基礎も大事ですが、信仰生活を送る上でも、〈おおもと〉〈根本〉について学びを深めて行くことは、やっぱり大切なんだろうな、と考えるのです。

 

そして、幾つになっても基本に立ち帰ることは、全てのことに通ずる、大事なことだと思います。

 

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鈴木崇臣先生のテキストの目次。なかなか興味深いものです。少しだけピックアップします。

 

第 1課 聖書の神の名前
第10課 イエスの御名
第11課 幸せな生活のための律法
第17課 儀式的な律法
第30課 私はこれでも信仰をもっているのでしょうか

 

なんて具合です。

 

多くの方が、途中からの参加組ですので、おそらく、どこかの時点で、最初に戻っていくことになりそうです。

 

30課なんて、なんと魅力的なタイトルでしょう。

 

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Blog・教会日記をご覧の方で、興味を持たれた方。どうぞ一度、ご参加下さい。

 

そして、「キリスト教基礎講座」のあとの主日礼拝は、さらに違う形で豊かな時間になることを確約いたします。

 

牧師の立場で申し上げられること、そして、大事にしたいのは、とにかく続けることです。根性で(笑)わたしも続けます。いやいや、楽しいから力まなくても続くと思いますが。

 

求める者よ、来たれ! 学びたい者よ、集まれ!

 

ご一緒に、たのしみながら、少しだけ深く学びましょう。みんなで学ぶ時間は、わたしたちが新しい人になっていく扉でもあるのですから。end