2017年2月4日(土) № 101 『 〈 キリスト教放送局 FEBC 〉が旭東教会にやって来た! 』

2017年1月29日(日)、10時15分からの主日礼拝の30分ほど前、スタッフが講壇ほかに収録のセッティングの場面です。
2017年1月29日(日)、10時15分からの主日礼拝の30分ほど前、スタッフが講壇ほかに収録のセッティングの場面です。

キリスト教放送局・日本FEBCのスタッフ、永倉さんからの電話が旭東教会に入ったのは2016年8月の中旬過ぎだったようです。

 

ファイルしてあった資料を振り返って見ると、「FEBC 日本全国取材プロジェクト 主日礼拝取材依頼状」が旭東教会宛てに発信されたのは、2016年8月30日付。

 

以来、半年に近い5ヶ月と少しが経過。

 

1月29日(日)午前中は礼拝の収録。その前夜は、今回来会されたスタッフの安保ふみ江さん(「黙想のとき 主よ共に宿りませ」他も担当)が、教会のことやら何やらをインタビューという形で取材してくださいました。

 

インタビューは放送というのではなく、岡山の教会紹介の形でホームページに掲載されるようです。

 

兎にも角にも、教会として光栄な機会を頂き、予定通り収録がおわり、わたくし(牧師のもりでございます)、ほっといたしております。

 

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わたし自身、FEBCさんとのつながりを考えてみると、ほそーい道があったことを思い起こします。

 

2016年12月4日発行の旭東教会の『週報』の「ミニコラム・窓」(通常牧師執筆)にこんなことを記しました。

 

【窓】『 FEBC礼拝取材への備え 』
▼主の来臨に備えるのがアドヴェントだが、番組作成のため(「全地よ、主をほめたたえよ」)、1/29にお出でくださるキリスト教放送局日本FEBCの取材にも備える時期に入った。▼担当スタッフをただボンヤリとお迎えするのでは申し訳ないと思い、お送りくださった近況が分かる幾つかの資料に目を通し始めた。▼放送に関わりなく日本各地の教会を訪問され取材記をWEB(ホームページ)上で公開され、教派を越えて主の教会に仕える姿を知り頭がさがるばかりだ。▼個人的にはB型肝炎で入退院を繰り返し人生に道を見いだせずにいた30年前頃、東京・練馬の6畳一間の窓辺で毎晩9時半からのラジオ放送に支えられた〈御恩〉のようなものがある。祈りから始めたい。(もり)

 

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今振り返って見ると気がつくことがあります。

 

FEBCのスタッフの方々からすると、毎日、毎週の放送の収録とかわらない、ふだん通りのいつものお仕事として準備され、来会してくださったのだなぁ、と。

 

一方のわたしたち。《一生に一度のぶっつけ本番》でした(笑)

 

特に、オルガニスト、そして、司式者は少し違った覚悟というか配慮、あるいは、緊張があったのも事実でした。もちろん、説教をするわたくしも。

 

わたしのような、複数の牧師が居ない教会では説教を交替して語れる人はふつう存在しません。

心配していたのは、インフルエンザ。罹ってしまうと5日間は抗ウイルス剤を服薬し安静にするのが一般的です。

 

神さまのご計画?で、万が一でもインフルエンザや高熱フラフラの風邪をひいてしまったら・・・・・・。おそらくその時はその時、という心積もりはFEBCさんにはあったのかも知れないですが。その点、とても心配しました。

 

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取材依頼があった当初から、「礼拝はふだん通りにどうぞなさってください。いつもの通りでいいんです」と言われていました。

 

しかし、「全地よ主をほめたたえよ」の放送時間は正味50分。

 

たとえば説教の時間。わたしは時間のことも含めていろいろなパターンでお話するのが常とは言え、じっくりと40分を越える時間をかけて、あちこちに寄り道しながら語ることが多いのです。

 

その他、1月29日(日)の主日礼拝は、旭東教会創立114周年記念というお祝いの礼拝。永年信仰者祝福、聖餐式の執行と盛りだくさん。

 

とても、ふだん通りというわけには行かないのも本当だったというわけです。

 

そこで、礼拝冒頭の頌栄、そして、派遣の賛美もいつもより短いものを選択したりして備えた次第です。司式者の泰さんも、相当に心配りをされた祈りをおささげくださいました。

 

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わたくしも、これを機会に、キリスト教放送局・日本FEBCの番組を久しぶりに(スミマセン)聴いたり、関連の印刷物を読ませて頂きました。

 

そして、祈りと喜びに導かれています。

 

今思うことがあります。まさしくFEBCの放送はエンドレスなお働きだということです。本当にすごい。

 

しかも、お便りや質問があれば、スタッフ総掛かりだと思いますが、丁寧に一人ひとりにお応えする。聖書通読講座も続けておられる。

 

まさにこれは、世にある教会の宣教そのものであり、働きは、伝道・牧会以外の何ものでもありません。頭がさがります。そして、よくぞ手放さずにここまで続けて来られたことか、と思います。

 

各地の教会と一体となって歩みたいと考えてくださる、その思いも、じわりじわりと伝わって来ました。しかもそれがさり気ない。

 

と同時に、続けて来られたその背後には、放送を必要としている、待っているリスナーの存在、そして、聴き手の側の方からの祈り。

 

何よりも、神さまからの働きかけがあるのだ、ということです。

 

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野球やサッカーの選手たちが、試合の直前に円陣を組み、気合いを入れて声を掛け合う場面をときどき見かけます。

 

FEBCのスタッフ方たちは、毎日の仕事を始めるときに、みんなで祈りを合わせるそうです。「合わせないでは居られません」とスタッフの安保ふみ江さんが仰いました。

 

やっぱりそうなんだなぁ、と深く思います。

 

さまざまなご事情があって、教会に集うことができない方々の心の支えがそこにある。

 

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放送の一番さいごに、「主の祈り」が、これ以上ゆっくりのテンポはない、と思われるほどに捧げられることの意味を思います。

 

あの、メイン・パーソナリティの吉崎恵子さんの主の祈りのスピードなら、だれもがしっかりとかみ締められるのですね。

 

そして、「おやすみなさい」と一緒に言える。

 

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わたしが歳を重ねて、あるいは、病気やケガで教会に行けなくなったならば、インターネットよりも、できればラジオの方で聴きたいなぁと思います。

 

同じ時を日本の各地に暮らすみなさんと共有しながら「主の祈り」を祈りたい。

 

H.ティーリケ先生という方のご本『主の祈り―世界を包む祈り』(新教出版社・新書です)の通り、世界を包み・世界を結ぶ祈りのイメージが、今回わたしの心の中にあらたに広がり始めました。

 

心から感謝いたします。

 

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放送を通して、わたしたち旭東教会一同で捧げた礼拝が、まだ見ぬ、本当にお一人の方の魂に届き、救いのみ業が起こされるならば、こんな嬉しいことはありません。

 

キリスト教放送局・日本FEBCのお働きを通して、主の栄光が輝き続けますように。

 

旭東教会一同、まことに細々とですが、心よりお祈りしております。キリストのうちにend

 

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【旭東教会 主日礼拝取材番組 全地よ、主をほめたたえよ】
○ラジオ放送 1566キロヘルツ
 2017年7月23日(日)21時30分~10時20分
○インターネット放送
 2017年2月10日(金)朝10時更新、2週間聴取可能
 ※再放送
 2017年7月23日(日)朝10時更新、2週間聴取可能
 

※下のミニ写真館、Clickで簡単な〈解説?〉がでてきます。お楽しみください!


ミニ写真館 2017年1月29日(日)キリスト教放送局・日本FEBC 取材