2016年11月5日(土) № 89 『 神学生を迎える恵み 』

2016年10月30日(日)の早朝 神学校日礼拝の説教を担って下さった高塚純平神学生を記念撮影
2016年10月30日(日)の早朝 神学校日礼拝の説教を担って下さった高塚純平神学生を記念撮影

10月30日(日)は、日本キリスト教団の行事暦から少し遅れてではありますが、旭東教会の「神学校日礼拝」を守りました。

 

今年は嬉しいことに、献金を献げるとか、各地の神学校や神学部を覚えてお祈りするだけでなく、将来、教会の宣教の現場に仕える志をしっかりと持っておられる方をお迎え出来たのです。

 

高塚純平神学生!

 

同志社大学神学部4年生です。

 

そして、かーなり厳しい入学試験があるとお聞きしている、同大の大学院にて、2017年春からは更なる研鑽を重ねる覚悟をもって居られる方です。

 

**************

 

京都にお住まいの高塚神学生。

 

日頃は、岡山教会にて、土曜日・日曜日はじっくりと腰を据えて研修・奉仕を続けて居られます。

 

昨年度(2015年度)から岡山教会での奉仕が始まっている関係もあり、いわゆる、教会学校関連の集まりで、わたしやJCのリーダーたちもこれまで3度ご一緒していました。

 

そのお人柄もだいたいわかっておりますし、岡山教会の大塚忍牧師も快く送り出してくださいました。感謝です。

 

**************

 

前夜は岡山教会の牧師館の一室に宿泊されたということで、8時半前には、旭東教会に姿を見せてくれました。

 

上にご紹介した写真は、忘れないうちに、と声をかけて、礼拝案内版の前で朝一番にわたくし(牧師のもりでございます)が撮影したものです。

 

**************

 

せっかく神学生をお迎えするのだから、ということで幾つかの楽しみな準備をしていました。

 

一つは、予め、こちらからの質問に対する答えも含む、自己紹介文を記してもらうことでした。

 

以下は、一度下さった自己紹介文に加えて、更に、わたしからの質問に応えてくださったものです。

 

**************

 

◆趣味など
 けん玉(中学の時初段取得)、スポーツ(野球、小学校一年から高校三年までクラブと部活で活動)、ギター(初心者に毛が生えた程度)、麻雀(小学校五年生から家族麻雀で父から英才教育を受ける)

 

◆好きな聖句 ローマの信徒への手紙12章15節
 -「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(敬和での3年間で出会う)。

 

◆同志社で学ぶ喜び
 わたし自身これまでキリスト教について深く考え学び討論する場を与えられる事がありませんでした。高校はキリスト教主義ではありましたが、クリスチャンの数は多くなく、特に高校生という年代のためそこまで学問について討論すると言う場もありませんでした。
 しかしながら同志社では共に学ぶ仲間と共に討論し合いながら自らの学問的知見を広げることが出来ます。その事が素直に喜びに感じます。また、やはり自分に足りない部分、研究方法や解釈法など気軽に教授に聞くことが出来る学生と教授との関係の近さは同志社神学部の良さであると感じています。

 

◆あれこれ
 食べ物の好き嫌いは基本的にありませんが、いわゆる〈げてもの〉と呼ばれる部類のものはなかなか手が出ません。勇気を出して食わず嫌いをやめたいと現在奮闘中。岡山の果物は本当においしくいただいています。

 

**************

 

他にも、朝9時からのジュニアサークルの礼拝説教をお願いしたり、主日礼拝の報告後に、20分弱、インタビューにお応え頂く交流の時を持ちました。

 

高塚神学生をお迎えした日の夜、そして、翌日。

 

写真の整理をしていて気がついたのですが、本当に笑顔が素敵です。

 

握手を求めて家路につかれるご婦人が居られましたが、その気持ちがよくわかりました。

 

**************

 

わたしも過去にさかのぼりますと、夏期伝道実習や春期伝道実習生を、母校の日本聖書神学校から(多分8名)お迎えした経験があります。

 

どの神学生とも思いで深い場面が多くあります。ほぼ皆さん、各地の教会で日夜伝道に励んで居られます。

 

そして、実は、神学生をお迎えして鍛えられるのは、だいたい教会や牧師であったことを思い出しました。

 

今回は時間にして5時間弱の交流ですから、旭東教会のあれこれは伝わらなかったかも知れません。

 

**************

 

夏期伝道実習の場合、2度の日曜日を含めて、牧師館で一緒に食事をしたり、教会員のお宅を訪ねたりしながらずーっとご一緒していると、自ずと、こちらの方が裸になっていくものでした。

 

特に、牧師や牧師の家庭は、きれい事ですまないものをさらけ出してこそ、ということが色々あったように思います。

 

やがていつか、わたしたち旭東教会にも神学生をもう少し長い時間迎え出来るようになる日が来るかも知れません。

 

**************

 

高塚神学生、岡山教会での大切なご奉仕があるということで、午後はノンビリとする時間を持てなかったのがこころ残りですが、またの機会がきっとあることでしょう。

 

そういえば、旭東教会からの記念の品として、『角川類語新辞典』を教会員一同からという文字も記して贈りました。

 

この辞典の使い方をお伝えする時間がなかったことも、わたしとしては残念です。

 

JR西大寺駅までご一緒する中、説教が更によくなるであろうポイントを一つお伝えしたり、牧師だとお聞きしていたお父さまのことも聞いたりの交流を持ちました。

 

お父上は、わたしより一学年下とのこと。

 

そうか、高塚神学生からすると、オレは親父、君は息子なんだなぁ、と改めて自覚させられた貴重なひとときとなりました。

 

**************

 

教会の皆さんはどんな感想を持たれているか。まだ、誰にも聞いていません。

 

きっと爽やかな風を感じて、「先生、またいつか機会があったら、神学生さんを、お迎えしましょう」という気持ちになっているのではと想像します。

 

初めが良すぎたかも知れませんよ。

 

高塚神学生、この度は本当にありがとうございました!

 

これからの歩み、旭東教会応援団の祈りにもぜひ支えられて下さい。end

 

※下の写真、当日のものです。Clickで拡大します。コメント書いてあります。