2015年10月6日(火)NO.32『 看板リフレッシュ! 西大寺の歴史的建物としての旭東教会 』

こんにちは!

 

今週の写真は、旭東教会の玄関前での工事風景です。

 

作業をして居られるのは、広告屋さんの営業部長さんと実際に看板の作業をして美しく仕上げて下さった職人さんです。

 

わたくし(牧師のもりでございます)旭東教会の礼拝堂の美しさに時々ほれぼれしているのですが、1923年3月11日(大正12年)に献堂された教会堂が、なんと現在も現役で維持されています。

 

あと8年程で100年・1世紀です。礼拝堂の内部は決して古めかしくありません。というよりも美しいのです。

 

前任の指方信平牧師・愛子牧師のすばらしいリーダーシップと努力が大きかったのは間違いありません。そして、それ以前の諸先生方と多くの歴代の信者さんたちの深い祈りもあります。有難いものだと思います。

 

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さまざまな歴史ある構築物が散見する町、それが旭東教会の立つ西大寺です。

 

このホームページにも「西大寺発見!」というお部屋がありまして、写真も時々upしているのはご存知の通りです。西大寺の中でキリスト教の灯が本当にその昔から灯されていたことが旭東教会の会堂にお出で頂けば分かります。

 

そのことを、通りがかりの方たちにも知って頂こうというのがこの写真の歴史的掲示板です。

 

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これは全くの新作というものではないのです。

 

従来のものがあったからこそこの度の作業が可能になりました。それを土台に、写真の位置を少し替えてみたり、最近の礼拝堂の写真を準備してみたものです。

 

これまでは、パネルが斜めに寝かされている形だったものを、広告屋さんのM部長にからのご助言を受け、もう少し多くの方の目に止まるよう、あれこれ工夫をして新登場となったものです。

 

表面が輝いて見えるのはワケがあります。

 

これまで、コインか何かで傷を受けるという悲しい事態が起こっていたため、何とか同じ事態は防げないかとこれまた考えて頂き、一枚の予防プレートを置いているからです。

 

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教会に足を踏み入れ、礼拝堂に入ろうかという所に、1923年・大正12年の3月12日、つまり、献堂の翌日に、当時の関係者が一同に集い、記念写真をとった時のものが掲げられています。

 

着物を着た人が多く、女性たちの髪形も何だか映画の世界のような感じです。

 

その人々の背後に写る礼拝堂の美しい柱や奥の部屋に入るための扉などを見ますと、嘘偽りなく、現在もそのままに残されていることが直ぐに分かります。

 

丁寧に色を塗り直すなどの手当を繰り返してきているものですが、天窓に近い位置にある、十字架か聖霊を現した赤色の窓なども、大正12年のその頃からのものです。

 

戦中や戦後間もないある時期には、会堂の窓ガラスが石を投げ入れられて割られる、という悲しい事態も起こっていたようです。

 

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でも、歴史ある古い礼拝堂だからと言って、おっかなびっくりしながら毎週の礼拝をささげているのではありません。

立派に素敵に、昔も今もこれからも、豊かな賛美が響き渡る中、礼拝がささげられ行くことと思います。

 

とは言え、永遠というわけには行きませんから、やがていつか時が来れば、次の何かを考えざるを得ない時も来ることでしょう。

 

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街往く方たち、西大寺を散策される方たち、教会がここにあることを今まで知らなかった方たち、偶然通りがかった方にも、この歴史的掲示板に触れて頂き、教会の空気に触れて頂きたいと思います。

 

ずっと前から看板に記されている通り、ご自由に礼拝堂にお入り頂き、歴史の重みと同時に、清々しさを感じる礼拝堂に身を置いて、ゆっくりと時をお過ごし頂ければ幸いです。

 

どうぞ、旭東教会にお出かけ下さいませ。心より歓迎いたします。end