2015年5月10日(月)NO.8 『  紙芝居っていいなぁ  』

紙芝居。

 

世代を超えてわたしたちを思いがけない空間に引きこんでくれる力を持っているものなのですねぇ。

 

たぶん、紙芝居を知らないおとなの人って少ないのではないでしょうか。

 

そして、それぞれに、幼い頃のある場面、ある空間、ある人のことを思い出させてくれる。

 

 

そのような恵みを、旭東教会はきのうの日曜日経験いたしました。

 

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今回トップを飾っている写真をじっくりとご覧ください。

 

子どもたちを呼び集めて『てんちのはじめ』という紙芝居が演じられているわけではありません。

 

ほとんどはおとなです。

 

一体、何がどうしてこうなったのか。

 

そこに至るまでの、『旭東教会福音物語』(少し長くなるのは覚悟頂き)を紹介いたします。

 

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事の発端。

 

それは4月19日(日)の午後おこなわれた教会総会のことでした。

 

2015年度、牧師の交替にともなってあたらしく歩みだした旭東教会。

 

子どもたちにイエスさまの福音を届けよう!と日夜奮闘しているジュニアサークルのスタッフ一同は、前任の指方信平牧師ご一家の3人の子どもたちが遠く札幌にお引っ越しされたことで、肩を落としていてはいけないと、ハチマキを巻いてガンバリマスと宣言。

 

暫くしてから、お優しさではぴかいちと皆が一致するであろうお年を重ねられたジェントルマンがすーっと手を上げて、発言を求めました。

 

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一同、緊張。

 

なーんてことはなかったと思います。

 

立ち上がられた一成(かずしげ)さん。にこやかに、言葉をかみ締めながらお話になりました。

 

「昔は、教会学校の校長としてわたしもご奉仕させて頂いておりました。腹話術のけんちゃん、そして、紙芝居など、ぜひ、お力になりたいです」

 

じーーーん。

 

なんて嬉しいことでしょうか。

 

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わたくし(牧師のもりでございます) 、とある教区の総会議長をなさった大先輩の牧師先生と妻と一緒に三人で夕飯を頂きながらお話をしていたことがありました。

 

その牧師先生。今では完全に隠退され、国内のある所で本当に静かにお過ごしです。

 

確かこう仰ったのです。

 

「出来るのにしないのはいけません。賜物は隠さないように。それは・・・・・」と。

 

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少しばかり高級なホテルの和食を頂いていたのですが、何を食べたか失念。

 

しかし、その言葉だけは妙に深く心に刻まれました。

 

そして、不思議なほど、こういう言葉は折々に思い出すのです。

 

ですから、一成さんのお言葉に触れたとき、老牧師のひと言が、わたくしの目の前に立ち上がって来ました。

 

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あの日から3週間。

 

さっそく一成さんの登板?の機会が生まれたのが、ゴールデンウィーク明けの昨日の日曜日だった、というわけです。

 

小さなちいさなジュニアサークルの礼拝はいつものように9時から始まります。ところが、頼みの子どもの姿が見えない。

 

どうしよう。

 

一成さんは誠実かつ真実一路の方。この日の登板をたのしみに教会にお出でになっていました。

 

とその時、玄関方面からバタンと音が、そして、小学校1年生のN君が登場と相成りまして、まずはほっといたしました。

 

そのN君のつぶらな瞳が一成さんが準備して下さった「てんちのはじめ」という紙芝居の世界に引きこまれている様子は、下にある写真の通りです。

 

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旭東教会福音物語は、ここから大きく展開し始めたのです。

 

予想だにしなかったことです。

 

つまりこれは、神さまが働かれたとしか思えません。

 

旭東教会のポジティブシンキング筆頭を自認されている光代さんに、早くもペンテコステ前に聖霊がくだりました。

どのタイミングだったかは忘れてしまいましたが、「せんせい。紙芝居、主日礼拝後のほっとタイムの時にも演じてもらっては・・・」とご助言下さったのでした。

 

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礼拝後、たしか、お昼前10分位でしたでしょうか。

 

「始まりますよー、紙芝居!開演しまーす!」の声が響く中、平均年齢○7歳の旭東教会のたくさんの、神さまの子どもたちが集会室に集合。

 

美味しい珈琲や紅茶。そして、金沢に出掛けられた方からの、銘菓金平糖を頂きながら、一成さんの紙芝居ワールドにどっぷりと浸かった、というわけです。

 

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そこには、4月5日のイースターに初めて旭東教会の門をくぐって下さった女性も居られました。

 

あの日の受付カードに、「紹介は今日は遠慮したいです」という旨を記されていた方でした。

 

けれども、6度の礼拝出席を経て、教会の皆さんと初めてお茶をご一緒し、わたくしは紙芝居のあとに、「○○さんがいらしています。○○の事情がありましたが、もうご紹介してもよいかと思います」と伝え、新来会者大歓迎のあたたかな拍手も起こった次第です。

 

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一成さん。

 

きっと再登板の日を楽しみに、また、あれこれと工夫をして準備を始められることと思います。

 

ほっとタイムの時の紙芝居。

 

歴史を感じる紙芝居専用の木製枠組みが使われていました。これまた、何ともほのぼのとした気持ちにしてくれました。

 

紙芝居っていいなぁ。

 

いやいや、教会っていいなぁ。深くふかく感じた日曜日に今週もなりました。皆さまの来会を心よりお待ち申し上げております。end